代表者挨拶

私は、40年ほど前、5年間ほど臨床で看護師として働いていました。その時間は、今でも大切な素晴らしい時間として私の中に残っています。

一生懸命自分の人生を生き、亡くなっていく人たちの最期の時間のお世話をさせていただき、よりよい時間となるよう皆で考え、ともに時間を過ごした時でした。

しかし、その頃は出産を機に退職せざるを得ない状況だったため、気もちを残しながらも病院を退職いたしました。

その後、育児、家事をこなしながらの生活の中で、縁あって看護書籍の編集の機会をいただき、臨床で患者さんとの時間を一緒に過ごすことができないのであれば、せめて医師、看護師に正しい知識を、より役に立つ知識を提供できるよう、書籍の編集という作業を通して貢献できればと思い、編集プロダクションを立ち上げました。

エイド出版を立ち上げてから早30年。その間に編集やDTPを生業とするスタッフが徐々に増え、現在12名のスタッフを抱えるまでの編集プロダクションになりました。

私自身はその30年の間に訪問看護師をしたり、介護保険のスタートを機にケアマネジャーの資格を取ったりと、患者さんとの距離が遠くならないようにできる範囲の活動をしながら、看護書の企画、編集をしてきました。

現在弊社は、医書、看護学書、介護書の専門の出版社からの書籍を1年で100冊ほど手がけています。用語の変更や診断基準の変更など、新たな情報を壁に張り出し、ベテランと新人のスタッフ、編集とDTPのスタッフが、頭を寄せて細かく相談しながら作業を進めています。

私は今では医療の現場からは離れ、自分で企画した書籍の仕事をしながら、忙しいスタッフの手伝いをしたり、日々頑張って仕事をしているスタッフの姿を眺めたり、出版社との連絡をしています。

医療の進歩に伴い、医師や看護師の負担は本当に大きなものになっていると思います。出版社の意向をくみ、少しでも医療関係者に必要な情報と正確な知識をわかりやすく提供できるよう、スタッフ一同頑張っております。

弊社のスタッフの元気とともに、臨床の現場には常に笑顔と温かみがあふれていることを、希望して止みません。

佐久間 光恵